注目を集める中国独自のSNS

キナコWeb Studioでは中国語のホームページ制作を引き受けます。 また既存のホームページに中国語版を追加することも可能です。 もちろん日本語ホームページのみの制作も承っています。
海外旅行に行く際、ほとんどの人がSNSで情報収集をしていると思います。
中国人インバウンド観光客集客も同じで、SNS活用は切っても切れない関係です。
しかし、中国では国の政策によりインターネット規制が行われているため、中国独自のSNSサービスが発展してきました。
今回はこれら中国独自のインターネット事情についてご紹介します。
中国のインターネット規制
中国大陸では、
『政府にとって不利益な情報を規制するため』
『中国国内のIT市場を保護するため』
に、インターネット検閲・ブロックシステム「金盾(きんじゅん)」(万里の長城になぞらえて「グレート・ファイアウォール」とも呼ばれる)が中国全土(香港とマカオを除く)に敷かれています。
そのため、世界で一般的に使われているSNS、例えば
●LINE
● Facebook
● Twitter
● Instagram
● YouTube
と、そのほかGoogle関連のサービスも使えません。
中国独自のSNSサービス
中国で独自に発展しているSNSサービスについて紹介します。
中国では、Line、Facebook、Twitter、 InstagramのようなSNSに代わる、中国独自のSNSが利用されています。
世界中で利用されている多くのSNSと同様に、中国独自の人気SNSも無料でアカウントを開設し利用することができます。
Weibo(中国語名:微博 ウェイボー)

Weiboは、TwitterとFacebookの要素を併せ持っています。
一度に投稿できる最大文字数は2000字、画像の最大投稿枚数は9枚です。
特徴
- #ハッシュタグ(Weiboは#○○○#)からトレンドを簡単にキャッチできる。
- DMで個人的な会話ができる。
- Twitterと同じで、リツイートやいいね機能もあり、投稿が拡散しやすい。
- 動画配信機能やストーリー投稿、ライブ配信アプリとの連携がある。
- 不特定多数のユーザーに向けて情報発信をするのに向いている。
- 多数の有名日本人・企業も利用。(山下智久さん、木村拓哉さん、米津玄師さん、JAL、アサヒビールなど)
WeChat(中国語名:微信 ウェイシン)

Wechatは中華圏最大級のメッセンジャーアプリで、中国版LINEと言われています。
スマホ片手に買い物をしている中国の方を見てみると、WeChatを開いている方がとても多いです。
特徴
- LINEと似たようなメッセンジャーやスタンプ、通話機能などが搭載されている。(メッセージに既読は付きません。)
- 決済サービス「WeChat Pay」を使って、ユーザーはWeChat Payに紐付けた銀行またはクレジットカードの残高を使い、QRコードで支払いができる。
日本でも、大手百貨店、家電量販店や免税店と訪日中国人観光客が多い場所を中心に導入が始まっています。
RED(中国語名:小红书シャオホンシュー)

「インスタグラム」と「アマゾン」が一緒になったような若者向け「SNS型ECアプリ」です。
特徴
- ファッション、化粧品、映画、グルメなど生活に関わる多くの情報をユーザー同士の口コミ投稿から得ることができる。
- 投稿にリンクを貼ることができるので、ユーザーはこのアプリ内で直接商品の購入が可能であり、ECサイトとしての役割も担っている。
口コミが大きな影響力を持つことになるので、中国ではKOL(キー・オピニオン・リーダー)を起用して商品のPRすることが流行っています。
その他の便利、人気、急成長アプリ・サイト
●ショートムービープラットフォーム
TikTok(中国語名:抖音ドウイン)

●動画共有サイト
bilibili(中国語名: 哔哩哔哩ビリビリ)

●ヤフー知恵袋に近いQ&Aサイト
知乎(チーフー)

●マッチングアプリ
探探(タンタン)

●中国最大の食べログ」や「ぐるなび」のような口コミ投稿サイト
大众点评(ダージョン・ディエンピン)

キナコWeb Studioでは中国語(翻訳含む)での記事投稿などの運用代行も行っております。お気軽にお問い合わせください。
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